超硬質アルマイト(硫酸アルマイト / シュウ酸アルマイト)
「超硬質アルマイト」は、従来の硬質アルマイトの処理方法を改良したもので、下記のような特徴を持ったアルマイト皮膜が得られます。
当社では通常用いられる硫酸アルマイトに加え、皮膜特性に優れたシュウ酸アルマイトにも対応しています。
また2019年5月より、ニッケル塩を使用しない沸騰水封孔処理にも対応いたしました。
- 超硬質アルマイト皮膜の特徴
(シュウ酸アルマイトと硫酸アルマイトとの比較) - 高耐食性封孔アルマイト
- 均一膜厚アルマイト
- クラックレスアルマイト
- 潤滑性アルマイト
- 高耐電圧、耐摩耗性、放熱性等、機能性アルマイト
「アルマイト」とは……
アルミニウムを硫酸やシュウ酸の溶液中で陽極(+)電解すると、表面に耐食性の高い酸化アルミニウムの皮膜が得られます。
この皮膜が「アルマイト」です。
高い耐食性に加え、染料などによる着色が可能なことから、 デジタルカメラ、携帯電話のボディ等にも多く用いられています。
「硬質アルマイト」とは……
特殊な条件にてアルマイト処理を行うと、緻密で厚いアルマイト皮膜が得られます。これが「硬質アルマイト」で、硬度の高さや耐摩耗性の良さが特徴です。
当社では処理方法を改良し、「超硬質アルマイト」として、これらの特徴をさらに向上させました。